怖い雪道運転

雪害(大雪災害)

雪道では「滑らない」ことが何よりも大事です。
そして、「イライラ」しないこと。

雪道ではどの車もいつもよりも安全運転でゆっくりと走行しています。
心と時間に余裕をもって運転しましょう。
大雪警報・注意報が出た場合、不要不急の外出は避けるよう気象庁から発表がでます。
外出前の気象予報を必ずチェックしましょう。

特に観光やレジャーなどで、普段雪の少ない地域から降雪の多い地域に向かう場合は、行き先の気象情報は必ず確認するようにしてください。

初めての雪道運転は怖いですが、初心者の方はこの記事を参考にして下さい。

雪道運転の注意事項

雪道での運転は、スリップしないように注意を払う必要があります。
急発進・急加速・急ハンドル・急ブレーキなど、「急」のつく運転は絶対にしてはいけません。
まず、スピードを出さないようにしましょう。
スピードを出し過ぎると止まる時になかなか止まることができません。
スピードを出さなければスリップする確率も下がります。

ハンドル操作も注意が必要です。
わだち等で曲りづらかったり、車線変更も難しかったりします。

雪道ではなかなか止まりませんので、止まる時もゆっくりとしたブレーキをしましょう。
急ブレーキは必ずスリップしてしまいます。
そして十分な車間距離を保ちましょう。

雪道に慣れていない人は、周りの車に合わせて運転をしましょう。
雪国の人で焦る運転をする人はいませんので、落ち着いて周りをよく見てゆっくりとした運転を心がけるようにしましょう。

また、ホワイトアウトのように、視界が極端に悪くなることがあります。

ホワイトアウトとは、地吹雪で極端に視界が悪くなることで、前が全く見えません。
万が一、遭遇してしまうと、焦って急停車したくなります。
これは絶対にやってはいけません。もし停まってしまうと後続車に追突されてしまいます。
このような時は、ハザードランプを点けて、後続車に自分の車の位置を伝え、ゆっくりと減速しましょう。

もしフォグランプが装着されていれば、フォグランプを点灯しましょう。
前が見にくいからとハイビームにしたくなりますが、光が散乱してまったく効果がありませんので、ハイビームはやめましょう。

大型車の後ろについてしまった場合、大型車の巻き上げる雪で視界が悪くなることもあります。
この場合も車間距離を空けるようにしましょう。

—私の体験ですが・・・—

私は毎シーズン、スキーに出かけます。
シーズン券を購入するくらいですので、時間が空けばよく出かけます。
スキー場は雪山です。雪山には急な坂道があります。
もし、坂道の途中で止まってしまうと登れなくなってしまいます。
私はこの登り坂の手前で、前を走っている車との車間距離を大きくとります。
もし坂道の途中で前の車が登れなくなってしますと、私の車も止まってしますからです。
たとえ4WDでも上りません。
これを知らない後ろにいた車は、私の車を追い抜き、案の定、途中で止まってしまいました。
私は止まって助けるわけにもいきませんので、そのまま素通りして、スキー場の係員に救助を要請しました。
このような坂道では、前の車が止まってしまう場合も多くありますので、上り坂の手前で十分に車間距離をとって運転するようにしましょう。

また、あまりの強風だとスキー場のリフトが止まってしまうことがあります。
スキー場に向かう場合は、事前にスキー場の情報も確認しましょう。

路面凍結に注意しましょう

路面凍結は注意してもしきれません。
運転していて、見た目では判別ができないからです。

こんな時、確認してほしいのが路面の温度です。
路面が氷点下であれば必ず凍ります。気温が0度でも路面の温度は昼間にためた地熱で氷点下になっていないこともあります。
幹線道路は車の通行量も多いので、路面温度は気温より高くなっています。
路面凍結は、冷え込みの激しい夜間から朝方は注意が必要です。

また、雪国とか低温情報が出されている場合は、もっと早い時間から路面凍結することがあります。
日没時間の前、15時過ぎから路面凍結することもありますので、気象情報はこまめに入手しましょう

特に注意が必要な場所が橋梁です。
橋の下は地面ではないので、地熱が伝わりません。
早い時間から路面凍結する場所なので注意が必要です。

その他、日陰の箇所やトンネルの出入り口も、急に路面状況が変わるので注意が必要です。

雪道に適した装備を

雪道にはそれに適した装備が必要です。
特に冬タイヤの装着は必須です。
タイヤチェーンでも良いのですが、必ず事前に取り付けかたを確認しておきましょう。
寒い中のタイヤチェーンの取り付けは、なかなか大変ですのでしっかりと習得しておくようにしましょう。

もし雪道を何度か走るようであれば、タイヤを変えたほうが楽かもしれません。
中古タイヤを購入すれば、費用も抑えられます。

もし、夏タイヤのままでスリップ事故を起こした場合、自動車保険の過失割合が加算される可能性があります。
雪道を走る場合は、冬タイヤやタイヤチェーンは必須と心得ましょう。

もし、夏タイヤのままでスリップ事故を起こした場合、自動車保険の過失割合が加算される可能性があります。
雪道を走る場合は、冬タイヤやタイヤチェーンは必須と心得ましょう。

その他、ワイパーもスノーワイパーに変えたほうが安全です。
スノーワイパーに変えるだけで、ワイパーに雪が付いて全く効かなくなることを防ぐことができます。
もし、普通のワイパーで雪が付いてしまった場合は、安全な場所に移動して、付いてしまった雪を落とすようにしましょう。

その他、バッテリー、エンジンオイル、ウォッシャー液の点検もしておきましょう。

冬季はバッテリーの負担が高まる季節です。
特に暖房を長い時間付けていますので、バッテリーあがらないよう点検が必要です。

低温ではエンジンオイルも硬くなりますので、冬季シーズン前にオイル交換をして滑らかにしておくことも必要です。

ウォッシャー液も、冬季が一番使う頻度が多いかもしれません。
雪解けで泥水がフロントガラスにかかることがあります。
運転中何度もワイパーを動かします。
十分点検をしておきましょう。

—私が準備しているもの—

冬道の運転は一重の安全と対策を考え、様々なアクシデントにも対応できるような装備を装備しましょう。
冬シーズン前には、必ず点検・整備をしておきましょう。

(必須の準備品)
〇 冬タイヤ
〇 スノーワイパー
〇 防寒のゴム手袋

(脱出用として念のための準備品)
〇 タイヤチェーン、スノーヘルパー、毛布、スコップ
〇 ジャッキ、工具

(いざという時のための準備)
〇 ブースターケーブル
〇 着替え、毛布、使い捨てカイロ、食糧、飲料水

まとめ

雪の日に「いつもの運転」をしていると、確実に事故の確率が増加します!
雪道では「滑らない」ことが大事です!

  1. 心と時間に余裕をもつ
    心と時間に余裕があれば、イライラしない!
  2. 速度を出さない
    スピードダウンでスリップする確率もダウン!
  3. ゆっくりとしたブレーキとハンドル操作
    雪道は止まらないし、わだち等も曲がりずらいし
  4. 過信は禁物
    4WD車やスタッドレスタイヤでも、滑ったら同じ

運転中、疲れや眠気を感じたら無理をせず、安全な場所で休憩して一息いれましょう。

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